【医師監修】もやもや病はストレスが原因?症状との関係や対処法を解説

「最近ストレスが強いけれど、もやもや病になるのではないか」「手足のしびれや頭痛があるけれど、ストレスのせいなのか」と不安に感じている方もいるかもしれません。

もやもや病は、精神的なストレスが直接の原因となって発症する病気ではありません。

一方で、緊張や不安、泣くことなどで呼吸が速くなると、過換気によって脳血流が低下し、手足の脱力やしびれ、言葉の出にくさなどの症状が現れることがあります。

そのため、もやもや病とストレスの関係を考えるときは、病気そのものの発症原因と、症状が出るきっかけを分けて考えることが大切です。

手足の脱力やしびれ、言葉の異常などを繰り返す場合は、「ストレスのせい」と自己判断せず、症状が出た場面や続いた時間を記録したうえで医療機関へ相談してください。

この記事では、もやもや病とストレスの関係をはじめ、原因や初期症状、脳梗塞との違い、治療方法、受診目安までわかりやすく解説します。

\心に寄り添う医療を体験してみませんか? 症状の根本治療を支援します/

▶︎ いつきのくに診療所のご相談・ご予約はこちらから

目次

もやもや病はストレスが原因?症状との関係を解説

もやもや病とストレスにはまったく関係がないわけではありません。発症原因と症状を誘発する要因を分けて考えると、ストレスとの関係を整理しやすくなります。

ストレスはもやもや病の直接的な原因になる?

ストレスが強いからといって、それだけでもやもや病を発症するとは考えられていません。

現在の医学情報では、精神的なストレスが直接の発症原因だと確認されている病気ではありません。

もやもや病では、脳へ血液を送る動脈が徐々に狭くなり、血流が不足しやすい状態になります。

発症にはRNF213などの遺伝的な要因との関連が知られていますが、それだけで発症の有無が決まるわけではありません。

原因を考える際は、次の点を分けて理解する必要があります。

  • 強いストレスを経験したこと
  • もやもや病そのものが発症する原因
  • 発症後に症状が現れるきっかけ

ストレスを感じた直後にしびれや脱力が出ると、ストレスが病気を作ったように感じることがあります。

一方、緊張や不安で呼吸が速くなると、もやもや病がある人では症状が誘発される場合があります。

「ストレスが原因」と「ストレスを感じる場面で症状が出た」は別に考えることが大切です。

もやもや病とストレスの関係が気になっても、ストレスの強さだけで発症の有無は判断できません。

ストレス時に症状が出るのはなぜ?過換気との関係

ストレスを感じたときにもやもや病の症状が出る場合、呼吸が速くなることで起こる過換気が関係していることがあります。

過換気によって血液中の二酸化炭素が減ると脳の血管が収縮し、脳への血流がさらに不足しやすくなります。

もやもや病では脳の動脈が狭くなっているため、脳血流の変化による影響を受けやすい状態です。

過換気が起きたときは、脳血流の低下によって次のような虚血症状が現れることがあります。

  • 手足に力が入りにくくなる
  • 手足や顔にしびれを感じる
  • 言葉が出にくくなる
  • 一時的に神経症状が現れる

症状が短時間で治まると、緊張や疲労による一時的な不調と思ってしまうことがあります。

ストレスそのものが直接症状を起こすと考えるのではなく、ストレス時の呼吸変化が脳血流に影響する場合があると理解することが大切です。

症状が生じやすい具体的な行動とは分けて、まず過換気と脳血流の関係を押さえておきましょう。

泣く・運動するなど症状が出やすい場面

もやもや病では、呼吸が速くなって過換気につながる場面で虚血症状が現れることがあります。

特に泣く、激しく運動する、強く息を吹くといった動作は、呼吸の変化によって症状を誘発するきっかけになる場合があります。

小児では、遊びや学校生活など日常的な行動の中にも呼吸が速くなる場面があります。

症状が出るきっかけとして知られているのは、次のような行動です。

  • 大声で泣いたり歌ったりする
  • リコーダーや鍵盤ハーモニカなどを吹く
  • 熱い食べ物を息で冷ます
  • かけっこなど激しい運動をする

共通しているのは、短時間に何度も息を吐いたり、呼吸の回数が増えたりしやすい点です。

同じ行動をした人すべてに症状が現れるわけではなく、症状の出方や程度には個人差があります。

精神的なストレスだけに注目せず、症状が現れる前に呼吸が速くなる行動をしていなかったかも確認することが大切です。

泣いたり運動したりした直後に手足の脱力やしびれなどが現れる場合は、単なる疲れや一時的な不調と決めつけないようにしてください。

もやもや病はストレスで悪化することがある?

もやもや病は、脳の動脈が徐々に狭くなったり閉塞したりする進行性の病気です。

ストレスを感じたことだけで、もやもや病そのものが進行すると判断することはできません。

精神的なストレスが、脳の血管の狭窄や閉塞を直接進行させる原因だとは確認されていません。

病状の変化は、症状だけでなく画像検査や脳血流の状態なども含めて判断されます。

悪化しているかを確認する際は、次のような情報が参考になります。

  • 新しい神経症状が現れた
  • 症状の頻度や程度が変化した
  • MRIやMRAなどの画像所見に変化がある
  • 脳血流の状態に変化がみられる

ストレスが続くと体調の変化を強く感じ、「病気が進んだのでは」と不安になることがあります。

一方で、症状が出たことと病気そのものが進行したことは同じ意味ではありません。

もやもや病が悪化しているかどうかは、ストレスの強さではなく、症状の変化や検査結果をもとに判断することが大切です。

以前と違う症状が現れたり、症状の頻度が増えたりした場合は、病状を確認する必要があります。

手足の脱力やしびれを繰り返す場合はストレスだけで判断しない

手足の脱力やしびれ、言葉の出にくさを繰り返す場合は、単なるストレス反応として考えないことが大切です。

もやもや病では脳血流が不足することで、しびれや脱力、言葉が出にくいといった虚血症状が現れることがあります。

症状が短時間で治まる場合でも、同じ症状を繰り返しているなら注意が必要です。

特に確認したいのは次のような点です。

  • 片側の手足だけに症状が出る
  • 脱力やしびれを何度も繰り返す
  • 言葉が出にくい、話しにくい状態がある
  • 泣いた後や息が上がった後に症状が出る

ストレスを感じた直後に症状が出ると、精神的な負担だけが原因のように感じることがあります。

一方、もやもや病では呼吸が速くなった場面で虚血症状が現れることもあります。

大切なのは、ストレスの強さではなく、同じ神経症状を繰り返していないかを見ることです。

短時間で症状が治まった場合でも、繰り返しているなら自己判断でストレスだけの問題と決めつけないようにしてください。

もやもや病の原因は?初期症状や大人にみられる症状を解説

もやもや病は原因が完全に解明されていない一方、遺伝的な要因との関連が分かってきています。

初期症状は一時的に治まることもあり、大人では脳梗塞や脳出血をきっかけに見つかる場合もあるため、年齢だけで判断しないことが大切です。

もやもや病の原因と遺伝との関係

もやもや病の詳しい発症原因は、現在も完全には解明されていません。

遺伝的な要因との関連は分かってきていますが、特定の遺伝子を持つだけで必ず発症する病気ではありません。

もやもや病では、脳へ血液を送る動脈が徐々に狭くなり、血流を補うために細い血管が発達します。

原因を理解するうえでは、次の点を分けて考える必要があります。

  • 発症の仕組みには未解明な部分が残っている
  • RNF213などの遺伝子との関連が報告されている
  • 家族内で複数の人が発症する例がある
  • 遺伝子の特徴があっても発症しない人もいる

国立循環器病研究センターでも、RNF213の特定の遺伝子バリアントを、発症や経過を理解するための補助情報と位置づけています。

家族にもやもや病の人がいる場合も、遺伝だけで発症を判断せず、症状や画像検査を含めて医師が評価することが重要です。

「もやもや病 ストレス」で原因を調べる場合も、精神的負担だけに原因を求めず、遺伝的背景と未解明な部分を分けて理解する必要があります。

もやもや病の初期症状にはどんなものがある?

もやもや病では、脳への血流が不足することで手足の脱力やしびれ、言葉の異常などが初期症状として現れることがあります。

短時間で症状が消えても、一過性脳虚血発作として起きている場合があるため、繰り返す症状を軽く考えないことが大切です。

症状の現れ方には個人差があり、脳のどの部分で血流が不足するかによって内容が変わります。

初期にみられることがある症状は次の通りです。

  • 片側の手足が動かしにくい、力が入りにくい
  • 手足や顔にしびれを感じる
  • 言葉が出にくい、相手の言葉を理解しにくい
  • 頭痛やけいれんがみられる

特に注意したいのは、短時間で元に戻る症状です。

一度治まると疲労や「もやもや病 ストレス」の影響と思いやすいものの、同じ症状を繰り返す場合は医療機関への相談が必要です。

初期症状は内容だけでなく、左右差、続いた時間、発生回数まで確認すると受診時の判断材料になります。

突然強い麻痺や言葉の異常が出た場合の対応は、受診目安の章で詳しく扱います。

大人のもやもや病にみられる初期症状の特徴

大人のもやもや病では、一過性の神経症状だけでなく、脳梗塞や脳出血をきっかけに病気が見つかることがあります。

大人では虚血症状と出血症状の両方がみられるため、子どもと同じ症状だけを想定しないことが大切です。

成人でも30〜40歳代など比較的若い年代で発症することがあり、「子どもの病気」と考えていると気づくのが遅れる場合があります。

大人で特に注意したいのは、次のような発症パターンです。

  • 一過性脳虚血発作を繰り返して見つかる
  • 脳梗塞をきっかけに診断される
  • 脳出血をきっかけに診断される
  • 強い頭痛や意識障害を伴って発症する

もやもや病とストレスが気になる大人では、頭痛や体調不良を仕事や家庭の負担によるものと考えることがあります。

一方、突然の強い頭痛や意識の変化などがある場合は、精神的なストレスだけで説明できない可能性があります。

大人では一過性の神経症状だけでなく、脳梗塞や脳出血をきっかけに発見される場合がある点にも注意が必要です。

年齢だけを理由に可能性を除外せず、気になる神経症状がある場合は医療機関で確認してください。

もやもや病と脳梗塞の違い|性格変化との関係も解説

もやもや病と脳梗塞は同じ病気ではありませんが、もやもや病による脳血流の低下が脳梗塞につながる場合があります。

また、脳の働きへの影響によって認知面や行動面に変化がみられることもあるため、それぞれの関係を分けて理解しておきましょう。

もやもや病と脳梗塞はどう違う?

もやもや病と脳梗塞の大きな違いは、病気そのものと、その結果として起こり得る脳の障害という点です。

もやもや病は脳の動脈が徐々に狭くなる疾患で、脳梗塞は脳の血流が途絶えて脳組織が障害される状態を指します。

もやもや病では血流不足が進むことで、脳梗塞を発症する場合があります。

両者の関係は次のように整理できます。

  • もやもや病:脳の主要な動脈が狭窄・閉塞していく疾患
  • 一過性脳虚血発作:一時的に脳への血流が不足して症状が出る状態
  • 脳梗塞:血流不足が続き、脳組織に障害が生じた状態

もやもや病では脳梗塞だけでなく、発達した細い血管が破れて脳出血を起こすこともあります。

「もやもや病=脳梗塞」ではなく、もやもや病によって脳梗塞や脳出血を起こす可能性があると理解することが重要です。

症状が一時的に治まった場合と脳梗塞が起きた場合では状態が異なるため、自己判断で区別することはできません。

もやもや病で性格変化がみられることはある?

もやもや病になった人すべてに性格変化が起こるわけではありません。

脳梗塞などによる脳の障害や高次脳機能への影響がある場合、以前とは異なる行動や感情の変化が周囲から気づかれることがあります。

高次脳機能への影響として確認されることがあるのは、次のような領域です。

  • 記憶や集中力
  • 判断や物事を進める力
  • 意欲や社会的な行動
  • 相手の考えや感情を読み取る力

難病情報センターでも、成人では脳梗塞などの器質的変化があり、高次脳機能の低下が認められる場合があるとされています。

家族から見ると、意欲が落ちた、行動が以前と違うといった変化が「性格が変わった」と感じられる場合があります。

性格変化だけでもやもや病と判断せず、認知機能や行動の変化が続く場合は脳機能への影響も含めて医師に相談することが大切です。

本人の性格の問題と決めつけず、いつからどのような変化が現れたのかを整理して伝えてください。

もやもや病の治療方法は?寿命への影響も解説

もやもや病の治療は、症状や年齢、脳血流の状態、画像所見などをもとに決められます。

手術が必要な人もいれば、内服治療や定期的な経過観察が選ばれる人もいるため、治療方法を一律に考えないことが大切です。

もやもや病ではどんな治療が行われる?

もやもや病では、脳梗塞や脳出血を防ぎ、脳への血流不足による症状を抑えることを目的に治療が行われます。

主な選択肢は血行再建術、内服治療、定期的な経過観察で、病状に応じて組み合わせや方針が決められます。

治療方法は、症状の有無だけで決まるものではありません。

脳血流や血管の状態、これまでの脳梗塞や脳出血の有無なども確認して判断されます。

主な治療は次の通りです。

  • 血行再建術で脳への血流を補う
  • 抗血栓薬などを使って脳梗塞の予防を図る
  • 病状が安定している場合は定期的に経過を確認する

内服治療だけで狭くなった血管自体を元に戻すことは難しく、血流不足が問題になる場合には手術が検討されます。

治療の目的は病名だけに対応することではなく、脳梗塞や脳出血を防ぎながら脳血流を保つことにあります。

もやもや病とストレスの関係が気になる場合も、生活上の負担を減らすだけで治療の代わりになるわけではありません。

もやもや病の手術が検討されるのはどんな場合?

もやもや病と診断された人すべてが、すぐに手術を受けるわけではありません。

一過性脳虚血発作などの症状や脳血流低下が確認され、将来の脳梗塞や脳出血を防ぐ必要性が高い場合に手術が検討されます。

手術の必要性を判断する際は、MRIやMRAだけでなく、SPECTやPETなどによる脳血流の評価が行われることがあります。

主に確認される項目は次の通りです。

  • 一過性脳虚血発作などの症状があるか
  • 脳血流がどの程度低下しているか
  • 脳梗塞や脳出血の既往があるか
  • 血管の狭窄や側副血行路がどのような状態か

代表的な手術は、頭皮の血管と脳の血管をつなぐ血行再建術です。

直接血管をつなぐ方法のほか、時間をかけて新しい血流路の形成を促す方法が用いられることもあります。

手術の必要性は「もやもや病と診断されたか」だけではなく、症状と脳血流の状態を合わせて判断されます。

病状が安定している場合は、手術を行わずに定期検査で経過を確認することもあります。

もやもや病になると寿命は短くなる?

もやもや病と診断されたからといって、寿命が一律に短くなるとはいえません。

経過は脳梗塞や脳出血の有無、病状、治療状況によって異なり、適切な治療を受けながら日常生活や仕事を続けている人もいます。

一方、脳梗塞や脳出血を起こすと後遺症が残ったり、重い場合には生命にかかわったりすることがあります。

寿命を考える際は、年数だけを探すより次の点を見ることが重要です。

  • 脳梗塞や脳出血を予防できているか
  • 症状や画像所見に変化がないか
  • 必要な治療を受けているか
  • 定期的なMRIやMRAによる経過観察を続けているか

国立循環器病研究センターでは、病状が安定している場合でも、半年から1年に1回程度のMRIやMRAで経過を確認する例が示されています。

もやもや病では寿命の数字だけを見るより、脳梗塞や脳出血を防ぎながら長期的に病状を管理する視点が重要です。

もやもや病とストレスを過度に結びつけて不安を強めるのではなく、主治医の指示に沿って治療と定期的な経過観察を続けることが基本になります。

もやもや病が疑われるときの対処法と受診目安

もやもや病が疑われる症状を繰り返す場合は、ストレスや疲れだけの問題と考えず、脳神経外科などで相談することが大切です。

特に突然の麻痺や言葉の異常が出た場合は、通常の受診ではなく救急対応が必要になることがあります。

症状を繰り返す場合は脳神経外科などを受診する

手足のしびれや脱力、言葉の出にくさを繰り返す場合は、症状が一度治まっても医療機関への相談が必要です。

もやもや病が疑われる症状が続く場合は、脳神経外科など脳血管疾患を診療する医療機関を受診してください。

国立循環器病研究センターでも、短時間のしびれや脱力などを伴う一過性脳虚血発作や、もやもや病が疑われる人の受診を案内しています。

受診を考える目安は次の通りです。

  • 手足のしびれや脱力を繰り返す
  • 言葉が出にくい症状が何度も起こる
  • 短時間で治まっても同じ症状が再発する
  • 「もやもや病 ストレス」が気になり、神経症状も伴っている

一度のMRIだけで診断が難しい場合もあり、症状や検査所見を見ながら精密検査の必要性が判断されます。

症状が消えたかどうかより、同じ神経症状を繰り返しているかを受診判断の軸にしてください。

症状が続く場合は、自己判断で様子を見る期間を延ばさず、専門的な評価を受けることが重要です。

突然の麻痺や言葉の異常がある場合は早急に受診する

突然、片側の手足が動かしにくくなったり、言葉が出なくなったりした場合は、早急な対応が必要です。

脳卒中が疑われる症状が突然現れた場合は、様子を見ずに救急車を呼ぶことが重要です。

日本脳卒中協会は、脳卒中で突然現れる代表的な症状として次のようなものを挙げています。

  • 片側の手足や顔の麻痺、しびれ
  • ろれつが回らない、言葉が出ない
  • 相手の言葉を理解できない
  • 立てない、歩けない、ふらつく
  • 経験したことのない激しい頭痛

もやもや病では脳梗塞や頭蓋内出血を起こすことがあり、重い神経症状につながる場合があります。

「ストレスが強かったから」と考えて受診を遅らせると、緊急性の高い脳血管障害を見逃すおそれがあります。

突然の神経症状では、もやもや病かどうかを自分で見分けようとせず、緊急性の判断を優先してください。

症状が途中で軽くなった場合でも、救急対応が必要か医療機関で確認することが大切です。

受診時に伝えたい症状や発症時の状況

受診時は、症状の名前だけでなく、いつ・どんな場面で・どのくらい続いたかまで伝えると診察の手がかりになります。

もやもや病では一時的な症状もあるため、発症時の状況を具体的に記録しておくことが重要です。

症状が治まったあとでは細かな状況を忘れやすいため、可能であればその都度メモしておきます。

伝えておきたい内容は次の通りです。

  • 症状が始まった日時と続いた時間
  • 左右どちらに脱力やしびれが出たか
  • 言葉や視界に変化があったか
  • 泣く、運動するなど呼吸が速くなる場面だったか
  • 同じ症状を過去にも経験しているか

国立循環器病研究センターでは、症状や検査所見を確認しながら、必要な精密検査を判断するとしています。

「もやもや病 ストレス」の関係を相談する場合も、ストレスの程度だけを伝えるより、症状が出る直前の行動や呼吸状態まで整理したほうが状況を伝えやすくなります。

受診前に記録する目的は自分で診断するためではなく、医師が症状の経過を把握しやすくするためです。

症状が突然強く出ている場合は記録を優先せず、救急対応を先にしてください。

まとめ|もやもや病とストレスの関係を理解して適切に対処しよう

もやもや病は、精神的なストレスだけが直接の原因となって発症する病気ではありません。

一方で、緊張や不安、泣く、運動するといった場面で呼吸が速くなり、過換気によって脳血流が低下すると、手足の脱力やしびれ、言葉の出にくさなどの症状が現れることがあります。

もやもや病とストレスの関係を考えるときは、発症原因と症状が出るきっかけを分けて理解することが大切です。

症状が短時間で治まっても、同じような脱力やしびれ、言葉の異常を繰り返す場合は、ストレスだけの問題と考えず、脳神経外科などの医療機関に相談してください。

また、突然の麻痺やろれつの回りにくさ、言葉が出ないといった症状が現れた場合は、脳梗塞や脳出血など緊急性の高い状態も考えられます。

もやもや病とストレスの関係で最も大切なのは、ストレスの強さだけで判断せず、どのような症状が、どんな場面で、どのくらい続いたかを確認することです。

気になる症状がある場合は、自己判断で様子を見続けず、症状の経過を記録したうえで医療機関に相談しましょう。

最後に

いつきのくに診療所では、 心や体の不調を一時的に抑えるだけでなく、

  • なぜ不調が起きているのかを一緒に整理し
  • 自分でも気づいていなかった負担や無理に気づき
  • 少しずつ心や体がラクになっていく状態を目指します

「どうしてこんなにしんどいんだろう」
「このままの生活を続けていて大丈夫かな」

そんな思いを抱えている方が、安心して話せる場所として、 一人ひとりのペースに合わせたサポートを行っています。

もし今、「一度話してみたい」と感じているなら、 そのタイミングが最初の一歩かもしれません。

あなたのお悩みをぜひ一度お聞かせください。 最初は勇気がいるかもしれませんが、お話いただくことで少しでもほっとした気持ちになれることをお約束いたします。

▶︎ いつきのくに診療所のご相談・ご予約はこちらから

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事の監修者

いつきのくに診療所 院長/みんな幸せクリニック 医師|日本内科学会認定内科医・総合内科専門医、呼吸器専門医。
最先端医療の現場で経験を積む中で、効率重視の医療では患者一人ひとりの心や生活に十分寄り添えないことに課題を感じるように。症状の改善だけでなく「本来の自分に戻ること」を大切にした医療を目指し、自然と人とのつながりが息づく和歌山県紀美野町にて診療所を開設。心と体を一体に捉えた総合的な支援を行っている。

目次