西田拓司(にしだ たくじ)・いつきのくに診療所院長/みんな幸せクリニック医師

医療は、命を守るだけじゃない。人生に光を灯すもの。
医師として、総合内科、循環器内科、呼吸器内科、肺腫瘍内科など、さまざまな医療の現場で患者さんと向き合ってきました。
高度な医療技術によって、多くの命を救うことができる。その素晴らしさを実感する一方で、長く医療の現場に立つほど、ある疑問を感じるようになりました。
「症状だけを診ることで、本当の意味で患者さんを元気にすることができるのだろうか」
もちろん、薬によって症状を軽くすることも大切です。しかし、症状が良くなっても、生きることそのものにつらさを抱えている方もいて、それが原因で病気を再発させてしまう場合もあります。
一方で、効率が求められる医療現場では、一人ひとりの患者さんと向き合える時間にはどうしても限りがあります。
その中で、私は次第に「病気を治すことだけが目的ではなく、人が本来の自分に戻ることが、真の治療じゃないか」と考えるようになりました。
西洋医学だけにとらわれず、一人ひとりの身体、心、生活を見つめ、その方に合った方法を一緒に探し、本来の自分を取り戻し、自分らしく人生を歩んでいけるところまで寄り添うことが、私が考える医療です。
その思いは、やがて自然と人とのつながりが残る和歌山県紀美野町へと私を導き、いつきのくに診療所の院長として統合医療に従事することになりました。
畑や田んぼに触れ、自然の中で季節を感じ、地域の人と何気ない言葉を交わすこと。こうした薬や医療技術だけでは生まれない癒しの時間が暮らしの中にあることを改めて感じています。
医療は、命を守るだけのものではありません。つらいときに少し心を軽くし、もう一度自分の人生を歩いていくための光を灯すことも、医療の役割だと思っています。
「いのちの処方箋」では、身体の不調だけでなく、心のつらさ、人間関係の悩みなどについて、医師として正確な情報をお伝えしながら、生きづらさをほどくためのヒントを届けていきます。
今つらさを抱えている方に、「自分だけじゃなかった」「少しだけ考え方を変えてみよう」「もう少し自分を大切にしてみよう」、そう感じてもらえる場所でありたいと思っています。
経歴等
2006年
和歌山県立医科大学医学部医学科 卒業
2006年~
同仁会 耳原総合病院 内科(研修医)
2008年~
耳原総合病院 総合内科
2010年~
耳原総合病院 循環器内科
2014年~
大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター
(現・大阪はびきの医療センター)
呼吸器内科・肺腫瘍内科
2018年~
和泉市立総合医療センター
総合内科・救急科(非常勤)
2021年3月〜
みんな幸せクリニック
資格等
緩和ケア研修会 修了者
日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医
日本呼吸器学会 呼吸器専門医
日本メンズヘルス医学会 テストステロン治療認定医
